斑点模様が特徴的なサバンナキャット。
その愛らしさは誰もが魅了されてしまうほどでしょう。
しかしサバンナキャットにはF1からF7と呼ばれる世代があり、世代ごとの特徴を知らないと、「イメージと違った…」なんてことがあるかもしれません。
また飼育禁止なんて声も聞かれ、一体どの情報が合っているのか…。
そこでこの記事では、サバンナキャットのF1からF7世代までの特徴と、関連する法律の詳細から必要な栄養素、飼う時の注意点、おすすめのキャットフードまでを網羅し解説しています。
ぜひ最後まで読んでもらって、サバンナキャットとの快適な暮らしができるように学んでいきましょう!
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サバンナキャットの魅力と特徴
独特な美しさと活発な性格で、人々の心を魅了しているサバンナキャットは、アフリカ原産のワイルドキャット「サーバル」と家猫の交配から生まれました。
野生時代の好奇心と活発さも持ち合わせていて、たくさんの人から愛されています。
- 外見
- サバンナキャットは大きな耳と長い脚を持ち、筋肉質でスリムな体型が特徴。成猫の体重は、約5kgから15kgの範囲。
- 毛色と模様
- 斑点模様(スポッテッド)が特徴的で、背景色は淡黄色やクリーム色が主流。その上に濃い茶色や黒の斑点が点在している。
- コート
- サバンナキャットはシングルコートを持ち、抜け毛は少なめ。アンダーコートがほとんどないため、日常の手入れが比較的容易。
- 性格
- 活発で好奇心旺盛。高い場所が好きで、非常に賢く、しばしば犬のようにボールを取りに行って戻ってきたりするフェッチもすることがある。
- 遺伝子
- F1からF7までの世代に分けられ、F1はサーバルと家猫の交配から生まれる初代で、最もサーバルの特徴を色濃く受け継ぐ世代。
サバンナキャットを知る上で、これらの基本的な特徴を理解することは欠かせません。この記事では、これらの特徴を深掘りして、サバンナキャットの魅力に迫ります。
F1からF7までの世代ごとの特徴
- F1世代
- 血統::サーバルと家猫の直接の交配による子供。
- サーバルの遺伝子比率※:約50%。
- 外観::サーバルに非常に似ている。 大きな耳、長い脚、斑点の多い毛皮。
- 体重:オス12-20kg、メス7-12kg。
- 性格::野性的な一面が強いが、正しい社会化により家庭で飼うことができる。
- F2世代
- 血統::F1サバンナと家猫の交配、またはF1同士の交配。
- サーバルの遺伝子比率※:約25%。
- 外観: F1に似ているが、家猫の特徴がより見られる。
- 体重:オス7-15kg、メス5-10kg。
- 性格:まだ少し野性的だが、家庭での飼いやすさが増す。
- F3世代
- 血統::F2サバンナと家猫の交配、またはF2同士、またはF1とF2の交配。
- サーバルの遺伝子比率※:約12.5%。
- 外見:F2と似ている。
- 体重:オス6-12kg、メス4-8kg。
- 性格::家庭猫に近づくが、活発さや好奇心は保持。
- F4世代
- 血統::F3サバンナ同士の交配、またはF3と家猫の交配。
- サーバルの遺伝子比率※:約6.25%。
- 外見:家猫に近づく。
- 体重::オス6-10kg、メス4-7kg。
- 性格::さらに家庭猫に近づくが、活発さや好奇心は保持。
- F5〜F7世代
- 血統::前の世代のサバンナ同士の交配、または家猫との交配。
- サーバルの遺伝子比率※:それぞれ約3.125%、1.56%、0.78%。
- 外観::サーバルの特徴は徐々に薄れ、家猫に似ているが、特定のサバンナの特徴(耳の形、斑点のパターンなど)は残っている。
- 体重:オス4‐9kg、メス4‐7kg。
- 性格::ほとんど家庭猫と変わらない性格になるが、前向きさや好奇心は維持。
※遺伝子比率は理論値であり、交配する猫種や世代によって変わる。
F1世代、あるいはサーバル遺伝子レベルが50%を超える場合は飼えないことがある?
「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正され、令和2年6月1日以降は、F1世代のサバンナキャットは許可なく飼うことができなくなりました。
F2からF4の世代について、「特定動物(ここではサーバル)の遺伝子レベルが50%を超えるため、F1同様に許可が必要です」という情報もありますが、原則として交雑種であるF2世代以降は、特定動物に該当しないため、許可は必要ありません。
このことは環境省のホームページや自治体のホームページで公表されています。
人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種(特定動物)は令和2年6月1日から愛玩目的等で飼養することが禁止されました。
環境省(特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/danger.html)
対象は危険な動物と交雑種と記載があることから、F2以降の交雑種同士の交配種は該当していません。
また自治体の動物愛護を担当しているホームページにも記載されています(下記は東京都)。
※交雑種どうしの交配により生まれた子は、原則特定動物ではありません。
東京都動物愛護相談センター
これらのことから、サバンナキャットはF1世代のみが特定動物に該当するため、一般家庭で飼うことはできません。
サバンナキャットを飼う場合は、血統書などで、どの世代かをしっかりと確認したうえで飼うことを検討しましょう。
心配であれば自治体、もしくは環境省に問い合わせるのが無難
このような情報もあります。
F1サバンナが、動物愛護管理法施行令上、サーバルの亜種に分類される場合、F1サバンナの子(F2サバンナ)も政令で定める動物が交雑することにより生じた動物として特定動物に該当する可能性があります。
小西法律事務所
これはF1サバンナが、サーバルから独立させるだけの種では無いと亜種の判断がされた場合に、F1サバンナの子であるF2サバンナが、交雑種として扱われる可能性を示唆しています。
亜種とは何ぞやと思われるかもしれませんが、キツネ(アカギツネ)とキタキツネの関係で考えると分かりやすいです。
どこが違うか分からなくて、種としてあまり分ける必要がないと判断され、キタキツネはキツネ(アカギツネ)の亜種とされています。
少し難しいかもしれませんが、要はあまり違いが無いと亜種と判断されることがあるということです。
もし心配であれば自治体や環境省、あるいは法律事務所などへ相談するようにしましょう。
余談:F7世代でもサーバル遺伝子50%はあり得る⁈
〇〇世代だから50%を超えるという情報は、少し表現が間違っているかもしれません。
ここに理論上でのF7世代でのサーバル遺伝子50%の一例を示してみます。
- F1 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F2 (50%サーバル) - F2 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F3 (50%サーバル) - F3 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F4 (50%サーバル) - F4 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F5 (50%サーバル) - F5 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F6 (50%サーバル) - F6 (50%サーバル) × F1 (50%サーバル)
= F7 (50%サーバル)
このパターンを続けると、F7のサバンナキャットも50%のサーバルの遺伝子を持つことになります。
要はどの世代でも50%同士を交配させると、理論上は50%になるということです。
ただし、このような繁殖プロセスは、実際のブリーディングプラクティスとしては非常に異例です。
F1と新しい世代のサバンナキャットを繁殖させ続けることは、健康や行動のリスクを増加させる可能性があるため実際にはありませんが、可能ということです。
サバンナキャットが気になる病気は一般的な猫と同じ
サバンナキャットは野生の家系、特にサーバルの遺伝的背景によって病気になりにくい猫種です。野生の動物は、自然界での生存競争を乗り越えてきた結果、一般的に強い免疫力や適応力を持つことが多くなっています。
その他の要因としては、サバンナキャットが比較的新しい品種であるため、長い間の繁殖による遺伝的なボトルネックや近親交配に起因する健康上の問題が少ないことが挙げられます。
ただし世代が増えるにあたって、他の猫種との交配も増え、一般的に猫がなりやすい病気にはなってしまうため、通常通りの健康ケアをするようにしましょう
必要な栄養素は大きな体を支えるエネルギー
サバンナキャットはF7の成猫で4kg~9kgにもなる大型種のため、必要な栄養素も通常の猫とは違っています。
ここではサバンナキャットに必須である栄養素について解説するので、一緒に見ていきましょう。
動物性タンパク質
サバンナキャットはその体型からもわかるように、多くの栄養源を必要とします。
効率よく栄養源を摂取するために必須なのが動物性タンパク質です。
動物性タンパク質は必要な栄養素である必須アミノ酸の配合バランスが、炭水化物などと比較して優れています。
そのため多くの栄養素を必要とするサバンナキャットには、動物性タンパク質が必須です。
高エネルギー
エネルギー源となる成分にはタンパク質のほかに、脂肪(脂質)もあります。
脂質は最も効率のいいエネルギー源で、体内の多くの場所でガソリンの役割を果たし、無くてはならない成分です。
特に大型であるサバンナキャットは、多くのエネルギーを必要としています。
もちろん食べすぎによる肥満には、注意しなければなりませんが、エネルギーを最も効率よく得ることができる脂肪は外せない成分です。
サバンナキャットにおすすめのキャットフード2選
ウェルネスコア オリジナル
ウェルネスコア オリジナルは、高品質の動物性タンパク質源を第一原材料にした、非常に高タンパクで高エネルギーのキャットフードです。
成分値は、タンパク質が驚異の50%DMで、脂肪量は20%DMと、かなりの高めの成分値となっています。
またエネルギー量も397kcalで、活発で運動量が多いサバンナキャットにはうってつけのフードです。
オリジン ガーディアン8
オリジン ガーディアン8は、猫の体に良い8つのサポートを実現しているキャットフードです。
8つのサポートの中には、健康な肌と被毛をサポートするオメガ3脂肪酸も、もちろん配合されています。
成分値もタンパク質が44.4%DM、脂肪量は21.1%と十分な量。エネルギー量も398kcalと申し分ない成分量となっていて、サバンナキャットには向いているフードと言えるでしょう。
登録されている毛色は団体ごとに違う
サバンナキャットは、ベースの色に淡黄色や淡いクリーム色のような色合いを持つことが一般的です。この背景色に、濃い茶色や黒の斑点(スポット)が散らばっています。
代表的な毛色はブラウンスポテッドタビーやシルバースポテッドタビー、ブラック、スモークなどがあります。
正式に認められる色や模様は、ブリード標準に基づいており、猫の品種や団体によって異なる場合があり、サバンナキャットを公式に認定する団体や協会によって、違うため一概には言えません。
もし特定の協会や団体のブリード標準に関する詳細な情報が必要であれば、該当する団体の公式文書やガイドラインを参照することをおすすめします。
お手入れは日々のブラッシングで大丈夫
サバンナキャットはシングルコートで、短毛種のためあまり多くのケアは不要です。
短毛種の中ではフワフワしている毛並みをしていますが、抜け毛はあまり多くなく、換毛期でもない限りそこまで気にする必要はありません。
日々の中で、スキンシップや触診の健康診断がてら、定期的にブラッシングをするようにしましょう。
部屋はきれいですか?サバンナキャットを飼う時の注意点
サバンナキャットはかなりの大型で、狭い部屋やアパート住まいでは少しストレスが溜まってしまうこともあるかもしれません。
ここではそんな大型のサバンナキャットを飼う上での注意点を載せておくので、猫暮らしの参考にしてください。
部屋をきれいにしましょう
サバンナキャットはF7の成猫で4kg~9kgにもなる大型種のため、部屋が散らかっていると、モノにぶつかったり、乗ったりして怪我をしてしまう危険性が出てきます。
日用品やドライヤー、おやつの食べ残し、クッションなど、油断しているとすぐに散らかってしまいがちですが、愛猫のために広くて安全な環境を用意してあげるようにしましょう。
大きめのキャットタワーや広い部屋を用意してあげましょう
出来るだけ運動ができるように、大きめのキャットタワーや広い部屋を用意してください。
最近では壁に取り付けたり、天井からぶら下げたりする「キャットウォーク」や「キャットステップ」などもあります。
もちろん部屋の大きさは簡単には変えられませんが、いろんなグッズを利用して、出来るだけ移動範囲が大きくなるように、工夫してあげましょう。
脱走には注意しましょう
大きい=到達点が高い、これは大型猫のほとんどに当てはまるかもしれません。もちろんサバンナキャットも同様です。
例え脱走防止のフェンスを用意してあったとしても、人の身長ぐらいではやすやすと飛び越えてしまいます。
高い窓や屋根伝いもそうです。油断は禁物です。
脱走してからでは遅いので、念には念を入れて、日ごろから脱走できそうな場所がないかを、見回るようにしましょう。
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