腎臓病の猫とグランツキャットフード

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【腎臓病の猫はダメ】グランツキャットフードの原材料と成分を徹底解説!

「グランツの腎臓への影響は?」

「腎臓病の猫に与えても大丈夫なの?」

「グランツの原材料や成分を詳しく知りたい!」

こんな悩みを解決するヒントがたくさん載っています。

グランツキャットフードの実物をもとにしたレビューから、原材料や成分の分析までを詳しく解説

この記事を読めば、グランツキャットフードの疑問点が無くなることでしょう。

ぜひ最後まで読んでもらって、愛猫に合ったキャットフードを探しに行きましょう!

腎臓病の猫にグランツキャットフードは与えても大丈夫なの?

グランツ内容物

腎臓病の猫にグランツキャットフードを与えてはいけません。

腎臓病の猫は、たんぱく質やリンの摂取量を制限する必要があります。

かかりつけの獣医師の指示のもとで、症状に合った療法食を与えることが重要です。

グランツは腎臓の健康な猫であれば問題ない

グランツキャットフードは、腎臓の健康な猫であれば与えても大丈夫です。

後で解説しますが、グランツキャットフードは成分バランスに優れているため、猫にとってはとても良質な内容となっています。

ただ食べてくれるかは猫ちゃん次第で、こればかりは与えてみないと誰にもわかりません。

腎臓の健康な猫であれば、グランツキャットフードを試してみてはいかがでしょうか?

【GRANDS】グランツキャットフード チキン&サーモンの外観レビュー

まずはグランツキャットフード チキン&サーモンの外観を見ていきましょう。

グランツキャットフードチキン&サーモンの正面画像

白バックにGRANDSのロゴが力強くデザインされています。

シンプルでありながら猫の目線がメッセージ性を強調していますね。

とてもオシャレです。

どんな中身となっているか楽しみになってきます。

グランツキャットフードチキン&サーモンの裏面画像

裏面はグランツキャットフード チキン&サーモンの特徴や給餌量などが記載されています。

表面と同様に白を基調として清潔感があります。

グランツキャットフードチキン&サーモンの右側側面画像

右側面は原材料の一覧が記載。

表面とは違って黒を基調とした白文字で書かれています。

センスを感じます。

グランツキャットフードチキン&サーモンの左側側面画像

反対側の左側面は成分一覧が載っています。

「AAFCOおよびFEDIAFが定める基準を満たしております」と表示。

1.5kgや1.8kgに慣れているのでとても細く感じます。

続いては、中身を見ていきましょう。

グランツキャットフードチキン&サーモンの中身の様子画像

開けてみるとチキンを主体とした香ばしい香りが漂ってきます。

キブルの大きさは小ぶりで食べやすそうな印象。

色は暗めの茶褐色といったところでしょうか。

グランツキャットフードチキン&サーモンの封をするジッパー画像

封をする仕組みはシンプルなシングルジッパーです。

もう少し頑丈なほうが安心できそうですが、500gであっという間になくなるのでこれで十分かもしれません。

グランツキャットフードチキン&サーモンのキブルの大きさ

キブル(粒)の大きさは小さめの8~9㎜程度。

三角の形していて、丸い形より角から辺への距離が延びるので、噛んだときに砕けやすく、子猫でも食べやすそうです。

グランツキャットフードチキン&サーモンのキブルの厚さ

粒の厚さはおおよそ一円玉の厚みの2~3倍程度の厚み。

標準的なキャットフードの厚みなので、気になる不安点はなさそうです。

グランツキャットフードチキン&サーモンのキブルの断面画像

キブルをバッサリ半分にしてみました。

特に変わったところは見られないですが、内部までぎっしり詰まっていて空洞などはあまりないようです。

公式サイトで詳細を調べよう

成分評価はバランスが取れていて高評価

グランツキャットフードチキン&サーモンの成分評価レーダーチャート

ここではグランツキャットフードチキン&サーモンの成分を"6つの項目別"に評価した内容を紹介していきます。

項目詳細

評価ランク
Sランク
この順位は成分で比較!本当に良いキャットフードの安全おすすめランキングでも詳細に評価しています。
原材料
タンパク質
脂肪量
炭水化物量
結石リスク
添加物
種類総合栄養食
タイプドライフード
内容量500g
対応年齢全年齢対応
原産国フランス
主原料脱水チキン30%、フレッシュチキン15%A
主原料のタンパク質動物性A
タンパク質(DM:乾物ベース)40%A
脂肪(DM)18.9%A
繊維(DM)5%-
灰分(DM)9.4%-
水分10%-
炭水化物24%B
カルシウム・リンの量1.6%・1.1%
カルシウム:リンの比率1.45:1.0
マグネシウム0.09
着色料なしA
香料なしA
酸化防止剤なしA
オメガ6:オメガ30.7:0.5
AAFCO及びFEDIAFが定める規則-
対象年齢全年齢-
代謝エネルギー(100gあたり)361kcal-
グレインフリー-
サイズバリエーション500g

販売をしている会社はシーコネクトグループの「グランツ株式会社」

2018年に前身となる「nekotaro.com」を事業転換し、D2C(Direct to Consumer)のペットフードブランド「GRANDS(グランツ)」の事業を開始しました。

そして2020年(令和2年)の6月に株式会社リブアンドカンパニーを設立し、「GRANDS(グランツ)」事業をリブアンドカンパニーへと事業分割しています。

その後リブアンドカンパニーは2022年(令和4年)に「グランツ株式会社」へと社名変更されました。ネット上の紹介サイトなどにグランツキャットフードの製造会社の名前が色々あるのはこのためです。

原材料と成分値は安全性に問題なし

グランツキャットフードチキン&サーモンの原材料一覧

グランツキャットフードチキン&サーモンに使用されている原材料の一覧です。

脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル0.8%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛)

猫の体への影響が気になる原材料は赤い文字で示してあります

しかし、グランツキャットフードチキン&サーモンの原材料の中に安全性で気になるものはありませんでした。

タンパク質の評価は動物性タンパク質が豊富で高評価

第1主原材料は脱水チキン30%、続いてフレッシュチキン15%を使用して、さらには脱水サーモンを14%も使用し肉や魚の特徴でもある動物性タンパク質を効率よく摂取することができます。

タンパク質量に関しては、子猫にも対応の40%となっていて、平均よりやや多くなっています(平均約35%:300商品中)。

運動量が多いまたは外で飼っている猫の場合も、問題なく与えることができます。

脂肪量は最適値でオメガ脂肪酸もバランス良し

脂肪量は18.9%となっていて、理想値ともいえる割合で配合されています。

脂肪は猫にとって必要なエネルギー源のですが、取りすぎにも注意が必要なので、多すぎても少なすぎてもいけません。

グランツキャットフードチキン&サーモンは猫にとって大切なエネルギー源となる脂肪量がちょうどよく配合されているので安心して与えることできます。

オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスもOK

猫の体の新陳代謝を促す働きのオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の成分バランスも良好となっています。

現状では、オメガ6脂肪酸の量がオメガ3脂肪酸の量より多くなることが望ましいとされています(おおよそ5:1程度)。

理想量よりオメガ3脂肪酸の割合がやや多めですが問題のない範囲で、オメガ3脂肪酸の割合がオメガ6脂肪酸を超えないように調整されているフードをよしと判断しています。

グランツキャットフードチキン&サーモンはしっかりとオメガ脂肪酸のバランスも考えられており、良質なキャットフードと言えます。

炭水化物は24%で平均以下

グランツキャットフードチキン&サーモンの炭水化物量のヒストグラム
調査数:338商品

炭水化物量は平均より少なく良好となっています。

多すぎると猫の体に負担がかかることがあるので問題が起こることがありますが、グランツキャットフードチキン&サーモンは特別問題はありません。

40%を超える炭水化物量は問題があるとされているので、24%のグランツキャットフードチキン&サーモンはかなり控えめになっています。

40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすことがあると報告(Meyer&Kienzle1991)されています

猫のための最適な食餌/三鷹獣医科グループ (pet-hospital.org)

カルシウムとリンのバランスが良く結石リスクは低い

カルシウムとリンの量は「1.6%・1.1%」で評価は〇となっていて、AAFCOの最低基準値の「成猫 0.6%・0.4% 成長期 1.0%・0.8%」を上回っています。

カルシウム:リンの比率が「1.45:1.0」で評価は〇となっていて、理想とされる基準値「1.0~1.5:1.0」の範囲内で良好なバランスです。

尿石リスクに関して重要なマグネシウム量は0.09%と抑えられていて、トータルで評価するとかなりの高評価の尿石リスク評価といえるので問題なく与えられると思います。

人口添加物は未使用で高評価

猫への悪影響が考えられる合成保存料、合成酸化防止剤、香料、着色料を一切使用していません

食材に配慮しているグランツキャットフードチキン&サーモンは、人口添加物も一切使用していないため安全な仕上がりとなっています。

食いつきに悩んでいる方も安心して試すことができそうです。

腎臓への影響が気になる3つの成分を比較

腎臓病の療法食は主に「タンパク質」「リン」「ナトリウム」の成分が調整されています。

グランツキャットフードは療法食ではないため、特別な調整はされてはいないもののやはり腎臓への影響は気になるはず…。

そこでここでは全3種類の成分を比較してみました。グランツの中からどれがいいか選ぶ時の参考にしてください。

種類タンパク質(DM)リンナトリウム
チキン&サーモン
(子猫~成猫、シニア猫)
40.0%1.1%0.60%
チキン
(成猫、シニア猫)
35.6%1.0%0.60%
サーモン
(成猫、シニア猫)
35.6%1.0%0.90%
  • タンパク質が低いのは「チキン」「サーモン」
  • リンが低いのは「チキン」「サーモン」
  • ナトリウムが低いのは「チキン&サーモン」「チキン」

原材料・成分値評価のまとめ

成分評価まとめ

  • タンパク質量は40%で満点
  • 脂肪量も最適で言うことなし
  • 炭水化物量は平均より抑えられている
  • 結石リスク低で高評価
  • 危険な添加物の使用はなし

タンパク質量は40%となっていて猫のエネルギー源として申し分ない量になっています。

脂肪量が理想的な配合量となっている点と、タンパク質の種類も新鮮な肉・魚を使っているため動物性タンパク質が豊富で文句のつけようがありません。

さらに炭水化物量の配合量も24%と平均よりかなり低めに抑えられているため、猫の健康に配慮し尽されているキャットフードと言えます。

結石リスクにも配慮されていて安心して与えることができます。

添加物に関しては製造工程における体に害のある保存料などの使用はなしで猫の体にもやさしい仕上がりとなっています。

内容量は500gというグランツ独自の内容量ですが、酸化など傷みやすさを考えれば理想な内容量となっているため安心してあたえることができそうですね。

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