猫砂の捨て方は自治体で違います。なぜ違うかというと、猫砂(動物のふん尿)は「一般廃棄物扱い」となっているからです。
要は通常のごみと一緒の扱いとなっているため、しっかりと分別したうえで自治体の決まりに沿って捨てることになります。
この記事では一般的な猫砂の捨て方から、自治体よって違う捨て方の検索方法までを実例をもとに詳しく解説しています。
ぜひ最後まで読んでもらって、幸せな猫くらしをできるようにしていきましょう。
捨て方以外の猫砂の情報は、【猫砂の基本】猫トイレの砂に関する知識でくわしく解説しています。
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【猫砂の基本】猫トイレの砂を種類と特徴で分かりやすく徹底解説!
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畜産業以外のペットの糞尿は「一般廃棄物扱い」
廃棄物の区分けには「産業廃棄物」と「一般廃棄物」があります。
「産業廃棄物」とは事業活動に伴って生じた20種類の廃棄物のことを指します。
動物(ここでは猫)のふん尿は20種類の廃棄物に入っていますが【上図の(18)】、業種が「畜産業のみ」と限定されています。
なので、畜産業以外の動物のふん尿は「一般廃棄物扱い」となり、動物病院やペットショップなどから出る物も「一般廃棄物扱い」となります。
大阪府の資料
「産業廃棄物」の場合は産業廃棄物取扱業者に処分を委託しますが、一般家庭での「ペット(ここでは猫)のふん尿」は一般廃棄物扱いとなるので、通常のごみと同様に処分をします。
猫砂の捨て方を調べる方法
猫砂の捨て方については、各自治体のホームページなどで調べることになります。
直接電話などでも問い合わせできるので、担当している役所などに問い合わせてみましょう。
もしネットでの検索で調べるとしたら、そこにはちょっとした注意が必要です。
それは、検索の仕方によっては出てこないことがあるからです。
自治体によって「猫の〇〇」となっている場合と「ペットの〇〇」がある
猫の糞尿や砂などの処分方法を調べるときに注意したいことは、自治体によって表記方法が違うので気を付けてください。
自治体によって「猫の砂」と記載されている場合もあれば、「ペットの〇〇」となっている場合があります。
例:大阪市の場合
大阪市の場合は「猫の〇〇」となっています。
例:東京都世田谷区の場合
「猫の〇〇」で載っていない場合は「ペットの糞尿」「ペットトイレの砂」などで検索してください。
このように自治体によって表記方法が違います。
「猫の〇〇」とは載っていない自治体があるので注意してください。
さらに、自治体によっては「Q&A」など、別ページで載っている場合もあるのでそちらもチェックしてみてください。
例:東京都中野区の場合は「Q&A」
例:山口市も詳細は「別ページ表示」
なんとなく検索すると「うちの自治体には猫の糞尿の処分が書いてないよー」となりかねません。
猫砂の捨て方と注意点、捨て方から見る猫砂選びの注意点
ここでは実際に処理する方法と、処理時の注意点、併せて猫砂選び時の注意点を解説します。
猫砂の捨て方は4パターンあり
猫砂の捨て方には下記4パターンの方法があります。
- トイレに流す
- 燃えるごみとして出す
- 燃えないゴミとして出す
- バイオ式生ごみ処理機で処理
バイオ式ごみ処理機で処理する以外は、「一般廃棄物」の決められた処理方法で捨てることになります。
処理方法①【トイレに流す】方法で処分する場合の猫砂選びと注意点
トイレに流すときの猫砂の選び方は「トイレに流せる」表記の猫砂を選択してください。
「トイレに流せる」「水に流せる」などのこんな感じの表示がある猫砂から選んでください。
流そうと思えばどんな猫砂でも流せますが、詰まるリスクが高いのでやめておきましょう。
きちんと表記のある猫砂にしましょう。
トイレに流せる猫砂は「紙」「木」「おから」など、「ベントナイト」などの鉱物系はダメ
トイレに流せる猫砂は一般的に、「紙」「木」「おから」などの種類のものになります。
鉱物系などは固まるとガッチリ固まって、トイレに流すと詰まったり、配管が壊れたりします。
きちんと決められた処分方法で処分するようにしましょう。
トイレの「配管の大きさ」も要チェック、アパート住まいの場合は、管理人さんに確認しよう
トイレに流す場合に一番気を付けなければならないことは「詰まること」です。
なぜなら運よく詰まりが取れてくれればいいですが、取れない場合は修理が必要になります。
修理には多額の費用が発生します。
そうならないためにも自宅の「配管の大きさ」を確認できれば確認しておきましょう。
配管が小さい場合は「流さない」選択も、これから新築の場合は「大きめの配管」がおススメ
配管の大きさが小さい場合は念のため流さないほうが無難です。
これから新築などの予定がある方で猫を飼う予定がある方は、配管の大きさを大きめで依頼することをおすすめします。
ちなみにトイレに流す際は「大」で流しましょう。
念には念を入れて・・・。。
処理方法②【燃えるゴミ】として処分する場合の猫砂選びと注意点
燃えるごみとして処分する場合は、「燃やせる」表記がある猫砂を選んでください。
トイレに流せるタイプとほぼ同じ種類の猫砂になります。
「紙なので燃えるごみとして出せる」とか「木で燃やせる」などの表記がある猫砂を選んでください。
燃えるゴミとして処分できる猫砂は「紙」「木」「おから」など、鉱物系はやっぱりダメ?
自治体の処分方法によって変わったりしますが、一般的には「紙」「木」「おから」などの猫砂になります。
鉱物系は一般的には「燃えない」ので燃えるごみとしては処理できません(自治体による、下記参照)。
ルールを守って処理するようにしましょう。
鉱物系(ベントナイト)でも、燃えるごみとして出す自治体がある
ベントナイトの猫砂でも、燃えるごみとして区分している自治体もあります。
上記の画像は埼玉県新座市のホームページになります。
この中で可燃ごみの出し方の一覧の中に、ペットのトイレ(鉱物)の出し方として下記の記載があります。
鉱物系(ベントナイト系)の砂でも、可燃ごみとして少量ずつ出してくださいと載っています。
このように自治体によって出し方が違っているので、よく調べた上で出すようにしてください。
特に鉱物系など捨て方に疑問が起きそうな原材料の場合は注意してください。
保管のコツ!
保管時は消臭ペールや消臭袋を活用すると「嫌なニオイ」を軽減できる
燃えるゴミに出す場合は「保管」の仕方によっては悪臭に悩まされてしまうことがあります。
おすすめはペット用の「消臭ペール&消臭袋」の使用です。
ペットの糞尿専用に設計されているので効果は抜群です。
処理時のコツ!
通常のごみ箱や、袋を使う場合は必ず「2重以上」で縛りましょう。・・臭いですから。
すぐに準備できない場合や、準備するつもりがない方は必ず「袋を2重に」すること。
なぜなら、「臭いから」です。
また衛生上も良くありません。処分時に「近隣の人または処理業者の人」に迷惑をかけてしまうかもしれません。
処理方法③【燃えないゴミ】として処分する場合の猫砂選びと注意点
「不燃ごみ」「燃えないゴミとして処理」などの表記がある場合は、燃えないゴミとして処分しましょう。
猫砂選びの注意点
燃えないゴミは主に「ベントナイトなどの鉱物系」
燃えないゴミとして出す猫砂は「鉱物系」のものが多く、「ガラス、陶器類とし出してください」としている自治体が多いです。
しかし中には、「燃えるごみとして出してください」としている自治体もある(上記参照)ので注意してください。
保管時の注意!
鉱物系は消臭力が高いので臭わなければ「ガラス、陶器類」と一緒に、匂うようであれば別途保管する
ベントナイトなどの鉱物系は消臭力が高い製品が多いので、においが気にならないようなら、他の燃えないごみと一緒に保管して出してください。
しかし、多少の匂いはすると思うので、気になる方は別途容器に袋を入れて、その中に保管するようにしてください。
処分時に袋が破れないように注意してください。
ガッチリ固まるので、要注意です。
基本は「ガラス、陶器類」と一緒に処分だが、心配であれば確認を
処理時の注意点としては、袋などが破れないようにすることです。
鉱物系の猫砂はしっかりと固まるので、袋が破れやすくなります。
ほかのガラスなどと一緒に、回収する人が危なくないようにして処理するようにしましょう。