40年以上の歴史があるソリッドゴールド。世界中の多くの愛猫家に愛されています。
しかし、その道中は訴訟問題などの苦難もあり、消費者にとっては気になることがたくさんあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ソリッドゴールドの訴訟問題の詳細内容をデータを用いて詳しく解説してます。
もちろん原材料や成分値の評価、口コミの調査も行っています。
ぜひ最後まで読んでもらって、愛猫に合ったキャットフードを探していきましょう！
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製造メーカーはアメリカのソリッドゴールド社
ソリッドゴールド社は、1974 年にカリフォルニア州サンディエゴで設立。
2014年にはWhole Foods Magazineによる、Natural Choice AwardでBest Natural Pet Foodを受賞しています。
しかしその後の2018年9月、ソリッドゴールドの猫用商品より有害な重金属や化学物質が検出され、アメリカ国内で訴訟問題となりました。
ソリッドゴールド有害物質による訴訟問題
2018年9月にソリッドゴールドは、カドミウムやヒ素が検出されたということで、アメリカにて訴訟問題が起きています。
少し内容を調べてみると、当時の正確な情報がないためあくまで知りうる情報から推測するに「ペットフード安全法の基準を下回る、普段から出ている範囲内の検出」ということだと思われます。
2018年当初の検査結果をまとめた内容
検出された時点で危ないと思うかもしれませんが、基準内の少量であれば健康には害がないとされています。
ちなみにソリッドゴールドに掲載されているNRC(米国研究協議会)の基準はこちらになります。
この基準を見る限り、訴訟が起きたヒ素などの重金属の量は問題はないようです。
また、日本でも「ペットフード安全法」によって、ヒ素などの重金属の基準が設けられています。
日本ではペットフード安全法の基準によって安全性が保たれている
日本での基準は、ソリッドゴールド公式に掲載されている基準よりさらに厳しい基準になっています。
この厳しい基準と照らし合わせても、2018年訴訟当時のヒ素などの重金属の量は、基準内となっています。
水銀については健康被害の報告がなく、日本ではまだ基準が設けられていませんが、情報の収集などを行っていることから、今後基準ができるかもしれません。
環境省ホームページ （env.go.jp/council/14animal/y142-05/900435273.pdf）
輸入販売をしているケイエムティは独自の調査をしている
また、ソリッドゴールドを日本で輸入販売している「ケイエムティ」は、ヒ素などの重金属の検査を2つのキャットフードで行っていて、どちらも問題がないことを確認しています(2018年)。
ケイエムティによる検査の結果、特に問題となる重金属は検出されていません。
検査結果は載せることができないので、詳しく知りたい方はリンクを張り付けておくので、直接そちらをご覧になってください。
海外のソリッドゴールド公式サイトで自主検査結果を見ることができる
海外のソリッドゴールド公式サイトでは、社内で行っているヒ素などの重金属の量の検査結果を公表しています。
この結果を見ても、基準内ということが分かります。
気になる方はリンクを張り付けておくので、直接ご覧になってください。
もし見れないという方は、URLが変更されているかもしれませんので、その場合はURLを変更すると見れるかもしれません(アップデートによってURLを変更している可能性あり)。
重金属の量は「今も昔も基準内」だが気になる方は避けるしかない
結論としては、「今も昔もソリッドゴールドキャットフードに入っているヒ素などの重金属の量は、海外のソリッドゴールド公式に掲載のNRC基準や、日本のペットフード安全法の基準内」ということです。
ネット上での情報で調べたので、100%確実とは言えませんが、基本的に安全性は守られているということでしょうか。
最終的には愛猫と一緒にいる飼い主さんの判断で、選択するようにしてください。
ソリッドゴールドの原材料の評価と安全性
ソリッドゴールドキャットフードの中から、「インディゴムーン」をピックアップして調べました。
ソリッドゴールドインディゴムーンは、猫の体に対して特に気になる原材料はありません。
害がありそうな原材料はありませんが、一つ気になる点としては「カノラオイル(キャノーラ油)」が多めという点です。
原材料の欄の3番目に来ていることから、それなりの量が入っていることが分かります。
製造する工程のどこで入れているか分からないため何とも言えませんが、少しべたつくなどの影響があるかもしれません。
| タンパク質※ | 46.7% | カルシウムとリン | 1.5%・1% |
| タンパク質 種類 | 動物性 | カルシウム：リン (割合/リンを1とする) | 1.5：1 |
| 脂肪※ | 22.2% | マグネシウム | 0.09% |
| 炭水化物 | 17% | kcal | 386kcal |
| オメガ6脂肪酸 | 3% | オメガ3脂肪酸 | 1% |
成分値に関しては、かなりの高タンパクで高脂肪の作りとなっています。
カロリー数がそこまでではないため心配はいらないかもしれませんが、過食気味の猫ちゃんには、少し有り余る栄養素かもしれません。
そのほかには、カルシウムやリン、マグネシウム量には問題はありません。
ソリッドゴールドを選ぶ際の注意点
ソリッドゴールドを選ぶ際の注意点は「種類によって成分値が大きく違う」「マグネシウム量が高め」「カッツフランケンはグレインフリーではない」の3つがあります。
注意点① 種類によって成分値が大きく違う
| 種類 | タンパク質 | 脂肪 | 炭水化物 | エネルギー | オメガ6 | オメガ3 | カルシウム | リン | ※割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インディゴムーン | 46.7% | 22.2% | 17% | 386kcal | 3% | 1% | 1.5% | 1% | 1.5：1 |
| カッツフラッケン | 37.8% | 13.3% | 34% | 386kcal | 1.25% | 0.75% | 1.1% | 1% | 1.1：1 |
| フィット アズア フィドル | 34.4% | 10% | 33.5% | 330kcal | 1.25% | 0.25% | 1.3% | 1% | 1.3：1 |
| インドアキャット | 40% | 17.8% | 22.5% | 370kcal | 2% | 0.5% | 1.3% | 1 | 1.3：1 |
ソリッドゴールドは種類によって成分値が大きく違うので、よく確認する必要があります。
タンパク質が「34.4%～46.7%」、脂肪量が「10%～34.4%」となっているため、何となく「味違いで選ぼう」として、違う種類の選ぶのは、避けたほうが無難です。
同じシリーズの中で、ここまで違うキャットフードはあまりないため、購入する際には注意するようにしてください。
注意点② インディゴムーン以外マグネシウム量が高め
| 種類 | マグネシウム |
|---|---|
| インディゴムーン | 0.09% |
| インドアキャット | 0.13% |
| カッツフラッケン | 0.14% |
| フィット アズア フィドル | 0.13% |
マグネシウム値は、インディゴムーン以外は少し高く、下部尿路への影響が心配です。
猫の状態にもよりますが、一般的には「0.1％以下」が推奨されているので、気になる方はインディゴムーン、または別のキャットフードを選ぶようにしてください。
参考：ペットフードで使用される主なカルシウム、リン、マグネシウム源原料(前編)
注意点③ カッツフランケンはグレインフリーではない
ソリッドゴールドの種類でカッツフランケンだけは「グレインフリーではなくポテトフリー」となっている点に注意が必要です。
何となく味違いで選んでしまうと、穀物アレルギーの猫ちゃんにとっては危険を伴うので、購入する際に注意をするようにしてください。
ソリッドゴールドは全部で4種類
全年齢対応のインディゴムーンとカッツフランケン、成猫のみ対応のフィット アズア フィドルとインドアキャットに分かれているので、間違えて与えないようにしてください。
インディゴムーン
乾燥したドライチキンを主原料としたグレインフリーキャットフード。
タンパク質と脂肪量が高い高エネルギーフードで、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸の供給源であるカノラオイルが豊富に含まれています。
インディゴムーンは上記(原材料評価)でも解説しています。
| タンパク質※ | 46.7% | カルシウムとリン | 1.5%・1% |
| タンパク質 種類 | 動物性 | カルシウム：リン (割合/リンを1とする) | 1.5：1 |
| 脂肪※ | 22.2% | マグネシウム | 0.09% |
| 炭水化物 | 17% | kcal | 386kcal |
| オメガ6脂肪酸 | 3% | オメガ3脂肪酸 | 1% |
カッツフラッケン
高タンパク・低カロリーなラム肉を主原料としたキャットフードです。
食物繊維を豊富に含んでいる大麦を使用し、猫の健康に配慮した作りとなっています。
成分値はマグネシウム量がやや高いため、下部尿路が気になる猫には向いてません。
| タンパク質※ | 37.8% | カルシウムとリン | 1.1%・1% |
| タンパク質 種類 | 動物性 | カルシウム：リン (割合/リンを1とする) | 1.1：1 |
| 脂肪※ | 13.3% | マグネシウム | 0.14% |
| 炭水化物 | 34% | kcal | 386kcal |
| オメガ6脂肪酸 | 1.25% | オメガ3脂肪酸 | 0.75% |
フィット アズア フィドル
主原料にタラを使用し、低脂肪、低カロリーに仕上げてあるキャットフードです。
体重管理が必要な肥満気味の猫に向いています。
成分値はとにかく低脂肪で、肥満気味の猫には向いていますが、そうでない場合は少し栄養素が不足してしまうかもしれません。
| タンパク質※ | 34.4% | カルシウムとリン | 1.3%・1% |
| タンパク質 種類 | 動物性 | カルシウム：リン (割合/リンを1とする) | 1.3：1 |
| 脂肪※ | 10% | マグネシウム | 0.13% |
| 炭水化物 | 33.5% | kcal | 330kcal |
| オメガ6脂肪酸 | 1.25% | オメガ3脂肪酸 | 0.25% |
インドアキャット
主原料にサーモンを使用し、ヘルシーに調整されたキャットフードです。
成分値は、室内飼いの猫に丁度いい成分バランスで、カロリー数も370kcalに調整されています。
ただ少しマグネシウム量が高いため、下部尿路の状態には注意が必要です。
| タンパク質※ | 40% | カルシウムとリン | 1.3%・1% |
| タンパク質 種類 | 動物性 | カルシウム：リン (割合/リンを1とする) | 1.3：1 |
| 脂肪※ | 17.8% | マグネシウム | 0.13% |
| 炭水化物 | 22.5% | kcal | 370kcal |
| オメガ6脂肪酸 | 2% | オメガ3脂肪酸 | 0.5% |
ソリッドゴールドのサイズは日本の環境に合わせてある
海外で売られているサイズは、2.7kgや5.4kgなどの大きめのサイズが多く、日本での温度環境や使用環境にはやや合わない面があります。
そこでソリッドゴールドを輸入販売しているケイエムティでは、日本での環境に合わせたサイズとするため、2019年より日本でのリパックを行っています。
湿度が高い日本の環境と、室内飼いで運動量が少なくなっている日本の環境に合わせた改善を行っています。
私たち消費者にとってはとてもうれしいことですね。
栄養素別に成分の配合量をランキング形式で紹介
ここでは、栄養たっぷりなソリッドゴールドシリーズを、栄養素別での配合量を紹介していきます。
ソリッドゴールド成分値一覧表
| 種類 | タンパク質 | 脂肪 | 炭水化物 | エネルギー | オメガ6 | オメガ3 | カルシウム | リン | ※割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インディゴムーン | 46.7% | 22.2% | 17% | 386kcal | 3% | 1% | 1.5% | 1% | 1.5：1 |
| カッツフラッケン | 37.8% | 13.3% | 34% | 386kcal | 1.25% | 0.75% | 1.1% | 1% | 1.1：1 |
| フィット アズア フィドル | 34.4% | 10% | 33.5% | 330kcal | 1.25% | 0.25% | 1.3% | 1% | 1.3：1 |
| インドアキャット | 40% | 17.8% | 22.5% | 370kcal | 2% | 0.5% | 1.3% | 1 | 1.3：1 |
タンパク質
タンパク質が最も多いのは「インディゴムーン」です。
少ないのは「フィット アズア フィドル」です。
| 種類 | タンパク質 |
|---|---|
| インディゴムーン | 46.7% |
| インドアキャット | 40% |
| カッツフラッケン | 37.8% |
| フィット アズア フィドル | 34.4% |
インディゴムーンの46.7%はかなりの高タンパク質量です。
肉類を中心としたグレインフリーキャットフードでは、タンパク質が高い傾向があり、その理由としては穀類を使用していないため、必然的に脂肪量を抑えようとするとタンパク質量が多くなります。
そのため仕方ない面もありますが、脂肪量とエネルギー量も併せて確認して、与える量には注意が必要になりそうです。
脂肪量
脂肪量が最も多いのは「インディゴムーン」です。
少ないのは「フィット アズア フィドル」です。
| 種類 | 脂肪 |
|---|---|
| インディゴムーン | 22.2% |
| インドアキャット | 17.8% |
| カッツフラッケン | 13.3% |
| フィット アズア フィドル | 10% |
脂肪量は高すぎるといった種類はないようです。
一見「22%」は高く見えますが、一般的なキャットフードでも20%程度の脂肪量であれば、同じぐらいの商品もあります。
特徴的なのはフィット アズア フィドルの「10%」という超低脂肪。
肥満気味の猫以外にはあまりおすすめはできませんが、猫の状態を見て与えるようにしてください。
逆に言えば肥満気味の猫には、うってつけとも言えそうです。
炭水化物量
炭水化物が最も多いのは「カッツフラッケン」です。
少ないのは「インディゴムーン」です。
| 種類 | 炭水化物 |
|---|---|
| カッツフラッケン | 34% |
| フィット アズア フィドル | 33.5% |
| インドアキャット | 22.5% |
| インディゴムーン | 17% |
炭水化物量はソリッドゴールドの場合は、どの種類も通常値なので、特に気にする必要はありません。
良質な動物性原材料が使われている証とも言えます。
エネルギー量(kcal)
炭水化物が最も多いのは「インディゴムーン」です。
少ないのは「フィット アズア フィドル」です。
| 種類 | タンパク質 |
|---|---|
| インディゴムーン | 386kcal |
| カッツフラッケン | 〃 |
| インドアキャット | 370kcal |
| フィット アズア フィドル | 330kcal |
フィット アズア フィドルが控えめとなっていて、減量目的や肥満防止などに一番有効になりそうです。
その他の種類でもそれほど大きくは変わらないため、その他の脂肪量やタンパク質量、そして猫の状態を加味して、トータルで選ぶことが最善の選択と言えそうです。
ソリッドゴールドの口コミ評判を調査！
ソリッドゴールドキャットフードの中から、「インディゴムーン」をピックアップして調べました。
良い口コミ
ソリッドゴールドを与えていますが、猫たちが喜んでよく食べます。
味は食べる勇気がないのでわかりませんが、香りが強いです。そのせいなのか食いつきは抜群です。
うちの２匹にあげたら毛並みがしっとりさらさらになりました。ソリッドゴールドにしたら明らかに毛並みが良くなって驚きました。
悪い口コミ
ソリッドゴールドはどれも粉が多くて、転がして出すボールに入れると床が粉だらけになります。
このフードをあげるようになってから、うちの子は吐くようになりました。毛玉かと思いましたが違う。日に1回、多ければ2回と酷くエサを変えたら治りました。
ずっと使っていましたが、今回買ったソリッドゴールドに関して、粒が擦れたのか粉がまぶされて、なおかつ油くさい。
ソリッドゴールドの口コミ評判のまとめ
ソリッドゴールドの口コミ評判は、全体を通して「食いつきがいい」「毛並みが良くなった」などの良い口コミが多数を占めていて、良好な結果となっています。
少し気になった悪い口コミが「粉が多い」「脂っぽい、油くさい」という口コミがありました。
特に粉が多いという口コミは、複数の口コミがあることから「ソリッドゴールドの特徴」なのかもしれません。
与えるときなどに粉が散らかってしまうなどがあるため、使い勝手としては少し使いづらい面があるかもしれませんが、口コミ自体は良い口コミが多いので、味などの品質面では問題はなさそうです。
【最安値を調査！】公式・Amazon・楽天
ソリッドゴールドキャットフードの中から、「インディゴムーン」をピックアップして調べました。
| 公式サイト | Amazon | 楽天市場 | |
|---|---|---|---|
 |  |  | |
| 通常価格 | ー | 500g 1,490円 1kg 2,420円 2kg 4,400円 6kg 11,660円 | 500g 1,430円 1kg 2,420円 2kg 4,400円 6kg 10,8000円 |
| 定期価格 | ー | 500g 1,490円 1kg 2,420円 2kg 4,400円 6kg 11,660円 | ー |
| 送料 | ー | 2000円以上で無料 | ショップによる |
ソリッドゴールドインディゴムーンの最安値は、「送料次第でAmazonと楽天」での購入が一番お得に手に入れるとができます。
本体価格はほぼ同じとなるため、購入するショップやサイズ、量によって最安値は変わってくるため、かかる送料をよく確認したうえで購入をするようにしてください。
またサイズバリエーションが豊富で、大きいサイズほどお得になりますが、初めて購入する場合は「食べなかった時」などを考慮して、小さめのサイズでのお試し購入がおすすめです。
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